施設職員の労務トラブル
職員との労働条件などを見直すことで、介護トラブルの発生を抑制する
近年、労働者の職業意識や勤務先との関係性の変化により、労働紛争が前年比で増加し続けている傾向があります(厚生労働省「平成28年度個別労働紛争解決制度の施行状況」)。
介護業界において、職員とくに現場の介護職員に対する労働条件の低さが、メディアに取り上げられることも少なくありません。しかし、介護事業者としては「介護保険法」の改正や事業の競争環境の変化も激しく、日々難しい経営判断をおこなっているかと思います。
労働集約産業でもある介護業界において、産業計の一般労働者と比べて「離職率が高い」「平均賃金と比較して低い」(平成25年雇用政策研究会・厚生労働省)と人材確保や定着に苦労されていると思います。
だからこそ、介護事業ならではの労務・雇用トラブルについて学び、どのように対応するべきか検討することは大切です。